富士山本宮浅間大社: 湧玉池

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概要・歴史・観光・見所

湧玉池(富士宮市)概要: 湧玉池は富士山本宮浅間大社(静岡県富士宮市宮町)の境内にある湧水です。全て富士山の伏流水からなるものとされ1年間増減、温度が変わり無く摂氏13度前後の湧水が1日約20万トンが湧き出ると言われています。

古くから富士山登拝の際の禊の場としても知られ、富士山信仰の信者達は湧玉池で身を清めて六根清浄を唱えながら富士山頂上を目指したと伝えられています。

平安時代の歌人平兼盛も富士山本宮浅間大社参拝時に湧玉池を訪れており"つかうべきかずにをとらん浅間なる御手洗川のそこにわく玉"の歌を残しています。又、室町時代に製作された絹本著色富士曼荼羅図にも湧玉池が描かれていることからも富士山信仰の上で重要な役割の1つの要素にもなり、湧玉池での洗物の禁止や上流での殺傷の禁止などが規制され聖地として整備されました。

湧玉池の水源の岩上には富士山本宮浅間大社の末社で守護神と思われる水屋神社が鎮座し、社殿は、木造平屋建て、切妻、銅板葺き、平入、桁行2間、張間1間、外壁は真壁造り板張り朱塗り、御井神と鳴雷神が祭られています。

湧玉池は昭和27年(1952)に国指定特別天然記念物、昭和61年(1986)に静岡県の自然百選、平成20年(2008)に平成の名水百選にそれぞれ指定、選定されています。

【 参考:サイト 】
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板

湧玉池:写真

湧玉池に設けられた藤棚
[ 付近地図: 静岡県富士宮市 ]・[ 富士宮市:歴史・観光・見所 ]
湧玉池の守護神が祀されている社殿へ続く石垣から流れ落ちる清水 湧玉池の周囲の景観の映し出す鏡面 湧玉池が周囲の景観と一体化した風景 湧玉池の浮ぶ小島に植樹されている大木


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