伊豆の国市: 本立寺

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概要・歴史・観光・見所

本立寺(伊豆の国市)概要: 大成山本立寺は静岡県伊豆の国市韮山金谷に境内を構えている日蓮宗の寺院です。本立寺の境内に建立されている江川家歴代の墓碑本立寺の創建は比叡山延暦寺(滋賀県大津市坂本)で修行していた江川家16代当主英親が、弘長元年(1261)に伊豆へ流された日蓮聖人を当地に招き感銘を受けた事で帰依し屋敷内に大乗庵を設けてたことが始まりと伝えられています。永正3年(1506)、24代英盛が大乗庵を現在地に移し本立寺を建立、日澄上人を招いて開山し歴代江川家の菩提寺として江川家が庇護し、大永5年(1525)に山崩れにより境内が大破しましたが、永禄元年(1558)には再建が行われています。

本立寺の寺宝である梵鐘は元徳4年(1332)に製作したもので当初は東慶寺(神奈川県鎌倉市)にありましたが鎌倉幕府滅亡後、東慶寺の大旦那だった覚海円成(安達(大室)泰宗の娘。鎌倉幕府9代執権北条貞時の側室)が北条氏が滅んだ後に当地(韮山)に移っていることから、本立寺に移されたと考えられています。

本立寺梵鐘は貴重な事から昭和35年(1960)に静岡県指定文化財(美工品)に指定されています。山門は切妻、本瓦葺き、一間一戸、高麗門。本堂は木造平屋建て、入母屋、銅板葺き、正面千鳥破風、平入、桁行6間、正面1間向拝付き、外壁は真壁造白漆喰仕上げ。境内には江川家歴代の墓碑が建立されています。山号:大成山。宗派:日蓮宗。

【 参考:サイト 】
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板(縁起)-大成山本立寺

本立寺:写真

本立寺境内正面に設けられた高麗門形式の山門と石碑
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本立寺山門から見た参道の様子 本立寺参道の石段と石燈籠 本立寺本堂正面を撮影した画像 本立寺境内に時を刻む鐘楼と燈籠


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