横地神社(菊川市)概要: 横地神社は静岡県菊川市東横地に鎮座している神社です。横地神社の創建は明治35年(1902)、横地城の二の丸に小祠を建立したのが始まりとされます。その後、社殿が建立され横地氏の始祖横地太郎家長の御霊を勧請しました。横地家長は源氏の棟梁だった源義家と相良の土豪相良太郎藤原光頼の娘との間に生まれとされ、当地を拝領すると地名に因み横地姓を名乗り横地城を築城、戦国時代になると後裔は遠江国東部を代表する大名として成長しました。文明8年(1476)、今川義忠の侵攻により横地城は落城、大名家からは没落しましたが、一族の一部は徳川家の旗本などで命脈を保ち、祖先の奉斎や供養を行ったとされます。
横地神社拝殿は木造平屋建て、切妻、桟瓦葺き、平入、桁行3間。本殿は覆い屋内部の為不詳。横地神社の境内は戦の際、副将級の武将が詰めた軍事的重要拠点の1つで土塁や空堀、郭の形状などの遺構が点在し、境内一帯は横地城の跡地として大変貴重な事から平成16年(2004)に国指定史跡に指定されています。
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