白須賀宿(湖西市)概要: 白須賀宿は東海道の宿場町で、江戸日本橋から数えて32番目に位置します。天保14年(1843)に編纂された「東海道宿村大概帳」によると本陣1軒(大村庄左衛門家:建坪183坪・畳数231畳・板敷51畳)、脇本陣1軒、旅籠27軒、家屋613軒が軒を連ね東西に14町19間の町並みの長さがありました。当初は海岸線沿いにあり白い砂浜が続いていた事が白須賀の地名の由来だったとされますが宝永4年(1707)の大地震により津波が発生し宿場町の大部分が大破した為、高台の現在地に移されました。その為、交通的には不便な場所にあり明治時代以降の主要幹線は再び海岸線上に設置された事で現在でも当時の宿場町の雰囲気が残されています。
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