牧之原市: 御館稲荷

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概要・歴史・観光・見所
御館稲荷(牧之原市)概要: 御館稲荷は静岡県牧之原市波津に鎮座している神社です。御館稲荷案内板によると「 御館稲荷は徳川家康が相良御殿の守護神として祀ったもので、その後田沼意次が継承したといわれています。相良城破却後、この地に移されました。 飯津佐和乃神社 」とあります。御館稲荷の創建は文禄4年(1595)、徳川家康が伏見稲荷大社(京都府京都市伏見区)の分霊を勧請したのが始まりと伝えられています。当初は徳川家康の鷹狩りに用いられた相良御殿の鎮守社だったと思われますが、明和4年(1767)に田沼意次が御殿の跡地に相良城を築城すると相良城の鎮守社として崇敬庇護されました。

天明6年(1786)に田沼意次が政争に敗れ失脚すると天明7年(1787)に跡を継いだ田沼意明も5万7千石の相良藩から陸奥下村藩(福島県福島市佐倉下)1万石で移封となり、それに伴い相良城も廃城となりました。相良城は意次の政敵によって徹底的に破却され御館稲荷は飯津佐和乃神社境内に遷されました。社殿は一間社流造、鉄板葺。祭神:倉稲魂命。

【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-飯津佐和乃神社

御館稲荷:写真

御館稲荷
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