近藤平三郎生家(松崎町)概要: 近藤平三郎生家は静岡県賀茂郡松崎町松崎に位置しています。案内板によると「 わが国薬学界の最高権威 近藤平三郎は、明治10年薬種商を営む近藤家の長男として生まれ、東京帝京大学薬学科を卒業。40年ドイツ留学。その後、東京帝国大学薬学主任教授となり、アルカロイドの研究に大きな足跡を残した。昭和12年日本薬学会会頭、28年日本学士員会員となり、33年文化勲章を受章した。 松崎町」とあります。
近藤平三郎生家主屋は江戸時代後期に建てられたもので、木造2階建て、切妻、桟瓦葺き、平入、塗屋造り、外壁は大壁造り海鼠壁仕上げ、正面1階は1間分が前に張り出しています。向かって左側の建物は木造2階建て、切妻、桟瓦葺き、平入、1階と2階は粗同面積で、正面の開口は縦長の上げ下げ窓や玄関廻りの意匠など洋風建築の要素を取り入れています。主屋の背後には海鼠壁の土蔵が敷地の奥まで複数棟連なって配されており、浄泉寺に続く路地は「なまこ壁通り」とも呼ばれています。
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