沼津市(歴史)概要: 5〜6世紀の古代、沼津市周辺が珠流河国の中心だったとされ多くの古墳が確認されています。7世紀頃に廬原国と合併し駿河国が立国、沼津市周辺は駿河郡となり郡衙が設置され、天武天皇9年(680)に伊豆国が立国すると郡衙も移されています。戦国時代に入ると、小田原北条氏が支配し長享元年(1487)には北条早雲が興国寺城を築城、後期になると武田氏が駿河国に進出し天正7年(1579)には武田勝頼が三枚橋城を築き北条氏領の戦略的拠点としました。
天正10年(1582)に武田家が滅びると徳川家の領地となり三枚橋城には大久保忠佐が2万石で配されますが慶長19年(1614)に忠佐が死去すると断絶となります。安永6年(1777)、水野忠友が2万石で入封すると改めて沼津藩を立藩、三枚橋城跡地に沼津城を築き現在の沼津市の礎となります。又、城下町には東海道の宿場町である沼津宿が設けられ本陣3軒、脇本陣1軒、旅篭屋55軒が設置し周辺の中心都市として発展しました。
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