千本浜(沼津市)概要: 千本浜は古くから景勝地として知られる場所でしたが、天文6〜23年(1537〜1554年)に行われた駿河今川氏と甲斐武田氏との戦や天正8年(1580)に行われた小田原北条氏と甲斐武田氏との戦いで荒廃しました。景勝の地が荒れただけでなく海からの強風は周囲に大きな被害をもたらし住民達が困窮していたところ増誉上人が松を一本一本念仏を唱えながら植樹し現在見られる松林が形成されていきました。後年沼津市に移り住んだ若山牧水も千本浜を愛した1人で千本浜公園内には牧水の「 幾山河越えさりゆかば寂しさの 果てなむ国ぞけふも旅行く 」の歌碑が建立されています。
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