静岡県の温泉:概要 熱海温泉(静岡県熱海市)の開湯は仁賢天皇の御代(5世紀末)、海中から熱水が湧き出て大量の魚が死亡したのを発見したが始まりとされます。古くから名湯として名を馳せ徳川家康をはじめ多くの大名も湯治を行っています。又、将軍家御用達として源泉を汲み上げ江戸城まで運ばせた事が記録に残っています。泉質はナトリウム・カルシウム―塩化物・硫酸塩温泉。伊東温泉の開湯には諸説あり平安時代に既に発見されていたとも云われています。特に江戸3代将軍徳川家光の御用達として源泉が献上されています。源泉の数は750以上、総湯量は静岡県一で別府温泉(大分県)、湯布院温泉(大分県)と共に日本三大温泉に数えられています。泉質は源泉により異なりますが主に単純泉・弱食塩泉。修善寺温泉(静岡県伊豆市)の開湯は平安時代、弘法大師が発見したのが始まりとされます。鎌倉幕府の将軍家との関係が深く源範頼(頼朝の弟)と源頼家(2代将軍)が幽閉され、後に暗殺されています。明治時代以降は多くの文人墨客が湯治に訪れ、修善寺温泉を題材にした作品も数多く発表されています。泉質は単純温泉。
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