横須賀町番所(掛川市)概要: 横須賀町番所は安政元年(1854)に起こった安政大地震後の安政3年(1856)に再建された建物です。当初は横須賀城の東追手門の外側に設置され、城内に出入する人や荷物を見張る為、役人や足軽が詰めた施設でした。建物は木造平屋建、桟葺、平入、下屋庇付、建築面積約70u(約21坪)。明治2年(1869)に横須賀城が廃城となり明治6年(1973)に多くの建物が民間に払下げとなり破却されましたが、町番所だけが現在地に残され、民家として再利用されました。昭和51年(1976)に家主から寄贈され、昭和55年(1980)に当地に移築復元、大須賀町歴史民俗資料館として一般公開されました。横須賀町番所は現在に残る数少ない横須賀城の遺構として貴重な存在で平成17年(2005)に掛川市(旧大須賀町)指定文化財に指定されています。
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-掛川市教育委員会
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