八所神社(掛川市大須賀町)概要: 八所神社は静岡県掛川市西大渕に鎮座している神社です。八所神社の創建は不詳ですが、同一境内である普門寺の鎮守社で、普門寺が慶雲元年(704)に開かれている事から奈良時代成立前後に勧請されている可能性があります。
案内板によると「 宝永5年の軒札には寄進者名お寄進額、大工名等が記されている。宝永5年(1708)、安永3年(1774)の軒札が残り、18世紀中の建物と考えられる。」とあります。八所神社旧社殿は一間社流造、見世棚造、板葺、江戸時代中期に建てられた神社本殿建築の遺構として貴重な事から平成10年(1998)に掛川市指定文化財に指定されています。祭神は不詳ですが江戸時代末期の浜野出身の国学者である八木美穂が記した「校正郷里雑記」によると「寺門鎮守八所に座しを一所に合わせて祭りしとなり」と記載されている事から、八柱の神々が祭られてると思われます。
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