一幣司浅間神社(御殿場市)概要: 一幣司浅間神社は静岡県御殿場市古沢に鎮座している神社です。 一幣司浅間神社の創建は平安時代の貞観5年(863)に勧請されたのが始まりと伝えられています。貞観6年(864)に富士山が大噴火を起こし、当地方でも大きな災害となった為、浅間大神と同一神とされる木花開耶姫命の分霊を勧請合祀し、富士山噴火鎮護の祈願をしました。天歴2年(984)には富士山東口一幣司の社号を賜わり、慶長11年(1606)の富士郡大宮浅間宮造営の際には駿東郡75社の社頭として大きな役割を担っています。明治時代初頭に発令された神仏分離令を経て明治6年(1873)に郷社に列しています。
特殊神事として祈年祭には筒粥神事が執り行われ、その年の農作物の豊凶を占っています。境内にある大スギは樹高38m、目通り幹囲6.5mの巨木で静岡県神社廰御神木審査委員会が指定する御神木となっています。拝殿は入母屋平屋建て、銅瓦棒葺き、平入、桁行4間、正面1間軒唐破風向拝付き。本殿は流造銅瓦棒葺き。祭神:木花開耶姫命、彦火瓊瓊杵命、天照大神、少彦名命、誉田別尊、高産霊神、大己貴命、日本武尊。
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板(由緒)-一幣司浅間神社
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