| 志田家住宅（静岡市・蒲原宿）概要： 志田家は代々味噌や醤油などの醸造を営む商家で「ヤマロク」の屋号を掲げていました。現在の建物は、安政元年（１８５４）の安政大地震直後に再建されたもので、木造２階建、切妻、桟瓦葺、平入、桁行３．５間、梁間７．５間、建築面積１９４㎡、正面１階には下屋庇、外壁は下見板張縦押縁止、現在も蔀戸を備えています。内部は店、中の間、奥座敷、通り庭（土間）で構成され昭和初期にその他の部屋が増築されています。志田家住宅は江戸時代後期に建てられた町屋建築の遺構として貴重な存在で平成１３年（２００１）に国登録有形文化財に指定されています。
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