天窓洞(西伊豆町)概要: 天窓洞は静岡県賀茂郡西伊豆町仁科堂ヶ島に位置しています。 天窓洞は白い凝灰岩(安山岩質)が海水や波などで浸蝕された波食洞窟で、網目のトンネルで海水面から天井が高い為、海から船で航行出来るようになっています。一部天井が崩落し天然の明り取りのような形状になっている場所があり、その姿形から天窓洞と呼ばれるようになりました。洞窟は巾も広く、 長さは147mにも達し堂ヶ島の観光の目玉として多くの文人墨客達も訪れていて、中でも与謝野鉄幹・晶子夫妻は「島の洞 奥に窓あり 潮ゆれて 孔雀の色を 我が船に投ぐ」(鉄幹)、「堂ヶ島 天窓洞の 天窓を 光てくだる 春の雨かな」(晶子)の短歌を残しています。天窓洞は学術的にも貴重なものとして昭和10年(1935)に国指定天然記念物に指定されています。
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-環境省・静岡県
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