修福寺(南伊豆町)概要: 飯盛山修福寺は静岡県賀茂郡南伊豆町湊に境内を構えている曹洞宗の寺院です。修福寺の創建は不詳ですが、当初は三論宗の寺院で同町内にある青市に建立されたのが始まりと伝えられています。その後、手石地区に移り真宗に改宗し寺号を石門寺に改称、さらに天文3年(1534)に栄順が現在地に移り曹洞宗に改宗し、寺号を修福寺に改めています。寺宝である紙本墨書大般若経539巻が大変貴重な事から大正8年(1919)に国指定重要文化財に指定され、その内15巻は大治5年(1130)に源盛頼の奥書と云われ信仰のために一字一字書いたと伝えられています。当時の伊豆国守大江通国が署名したものも30巻き残され当時の信仰の深さが感じられます。伊豆八十八ヶ所霊場五十五番札所(御詠歌:もとよりも 持戒修福の 恵みとて いいもり山ぞ たかく香れる)。本尊は薬師瑠璃光如来坐像、脇侍には慈覚大師が自ら彫り込んだと伝わる十一面観音坐像と釈迦如来立像が安置されています。山号:飯盛山宗派:曹洞宗。
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