潮見坂(湖西市)概要: 潮見坂は静岡県湖西市白須賀に位置しています。潮見坂は東海道の難所の1つであると共に、坂の頂上から遠州灘を眺める景勝地でもあり、文学作品や紀行文などにも度々登場し安藤広重も東海道五拾三次之内・白須賀『汐見坂圖』を描いています。明治元年(1868)には明治天皇がこの地で休息したとされ、周囲には明治天皇御聖跡碑や加納諸平、藤屋五平、義僕平八郎などの石碑が建立されています。又、坂の途中には東海道の32番目の宿場町である白須賀宿があり多くの人達が行き交いました。
潮見坂公園跡でもあり、案内板によると「 明治天皇が江戸へ行幸する途中に休まれた潮見坂上は、かつて織田信長が武田勝頼を滅ぼして尾張に帰る時、徳川家康が茶亭を新築して信長をもてなした所でもあります。大正13年4月、町民の勤労奉仕によりこの場所に公園がつくられ、明治天皇御聖跡の碑が建てられました。現在は、公園敷地に中学校が建てられていて、当寺の面影をみることができませんが、明治天皇御聖跡の碑だけは残されています。」とあります。
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