回廊(静岡浅間神社)概要: 静岡浅間神社回廊は江戸時代後期の文化10年(1813)建てられたもので、浅間・神部神社の本殿、大拝殿、舞殿を取り囲んでいます。建築は本瓦形銅板葺、外壁は朱色、建具は黒で彩色され、主要の建物とは異なり華美な装飾が少なく、聖域を守る結界の一翼を担っています。規模は南回廊が総延長28間、張間2間、北回廊が総延長29間、張間2間、接続する「神饌所及び西の間」は木造平屋建て、入母屋、本瓦形銅板葺、桁行7間、張間3間、「神符調整所及び直会所」は木造平屋建て、入母屋、本瓦形銅板葺、桁行7間、張間3間となっています。南北2棟の回廊(附:棟札1枚、絵図1枚)は静岡浅間神社の境内を構成する要素として大変貴重な事から昭和46年(1971)に名称「神部神社浅間神社23棟(旧神部神社浅間神社大歳御祖神社24棟)」として国指定重要文化財に指定されています。
|