湖西市新居町: 小松楼

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概要・歴史・観光・見所
小松楼(湖西市新居町)概要: 小松楼は静岡県湖西市新居町新居に位置する町屋建築(料理茶屋建築)です。小松楼は明治時代後期から大正時代初期にかけて松井米吉氏が置屋兼小料理屋として創業したもので、その際、紀伊国屋の南側にあった平屋建ての建物を移築し2階部分を増築しました。

新居宿は明治維新後に街道制度が廃止する事に伴い重要性は失われましたが、その後も周辺地域の行政の中心として町場が維持され俵町や船町は歓楽街として発展しました。最盛期となる明治時代後期から昭和初期にかけては芸者置屋は11軒を数え、芸者も50人から80人程働いていました。小松楼では最盛期には12、3人の芸者を擁する置屋として隆盛しましたが、時代が下がると新居の歓楽街も廃れ小松楼も廃業しました。

現在の建物は増改築されているものの多くは創業当時のもので、主屋は木造2階建、切妻、桟瓦葺、桁行10m、梁間12m、建築面積123u、2階外壁正面には現在でいうベランダ風の外廊下が前に張り出し、上部の屋根を支える柱を外側に傾ける事で一般的な町屋とは異なる印象を与え、一部を色壁を用いる事で置屋の演出を行っています。内部も奥行を演出する天井、お客が鉢合わせしない平面構成、色壁、座敷、階段周りなど置屋建築の特徴や随所に艶やかな色彩と瀟洒な意匠が施され、非日常空間を演出する工夫が随所に見る事が出来ます。旧小松楼本館は新居に残された唯一の置屋建築の遺構として大変貴重な存在で「国土の歴史的景観に寄与しているもの」との登録基準を満たしている事から平成21年(2009)に国登録有形文化財に指定されています。現在は「小松楼まちづくり交流館」として一般公開され茶屋文化の遺構である楽器(三味線、太鼓など)や化粧道具(櫛や黛など)、稽古本、調度品(箪笥など)などが展示されています。

【 新居宿 】−新居宿は東海道の宿場町として成立した町で、江戸日本橋から数えると31番目にあたります。浜名湖と遠州灘に囲われている地理的要因と浜名湖を横断する今切渡船の独占権を有していた事から東海道を利用する人や物資は新居宿を利用する必要性があり新居関所を設ける事で出入りが厳しく管理されました。新居関所は幕府が設置した関所の中でも最大規模で、特に武器の江戸方面の流入や、西国大名の正室や娘が自領に戻るのを厳しく取り締まりました。現在でも新居関所の施設の一部が現存し国指定特別史跡に指定されています。

小松楼:写真

小松楼
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