日枝神社(修善寺温泉)概要: 日枝神社は静岡県伊豆市修善寺に鎮座している神社です。 日枝神社の創建は大同2年(807)に修禅寺を開いた弘法大師空海が修禅寺の北東に当る現在地に鬼門鎮守の為勧請したのが始まりと伝えられています。当初は山王社と称し修禅寺の鎮守社として神仏習合していましたが明治時代初頭に発令した神仏分離令により神社として独立し日枝神社に社号を改称しています。境内には修禅寺八塔司の1つで、建久5年(1194)に源頼朝から謀反の疑いを架けられた源範頼が幽閉された信功院の跡があります(範頼は梶原景時に攻められ自害。信功院が廃寺後は庚申堂となり現在は庚申塔だけが残されています)。
日枝神社境内にある一位樫(イチイカシ)は樹高25m、根回り5.5m、目通り4.5mの巨木で貴重な事から昭和32年(1957)に静岡県指定天然記念物に指定されています。拝殿は木造平屋建て、入母屋、銅板葺、正面千鳥破風、平入、正面1間向拝付、桁行4間、外壁は真壁造板張り。本殿は流造、銅板葺。祭神は天台宗(比叡山延暦寺:滋賀県大津市)の守護神である日吉大社(滋賀県大津市)の分霊(大山咋神)を勧請したと思われます。例祭は毎年10月18・19日。
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-伊豆市教育委員会
・ 現地案内板-伊豆市
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