首塚(沼津市)概要: 首塚は静岡県沼津市本に位置しています。明治33年(1900)に暴風で松が根元から倒れ、下から多くの頭蓋骨が発見され、住民達はそれらの霊を弔う為、塚を築き埋葬され首塚と称されました。昭和29年(1954)、東京大学教授である鈴木尚氏によって本格的な調査が行われ、10代後半から20代を中心とする若い男性のものが100体以上、頭蓋骨には多くの刀傷が残り、骨の年代から天正8年(1580)に行われた小田原北条氏と甲斐武田氏との戦(千本浜の合戦)で戦死した人達のものと考えられています。又、一か所に大量に発見された事から、戦が終わった後に近くで首実検が行われ、実検後に当地に埋葬されたとも云われています。
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