尊永寺:静岡県袋井市

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【 概 要 】尊永寺静岡県袋井市)は神亀2年(725)、聖武天皇(第45代天皇・在位:神亀元年:724年〜天平勝宝元年:749年)の勅により行基菩薩が巡錫で当地を訪れた際、観音菩薩が祀られるのに相応しい霊地と悟り、創建したと伝わる古寺です。その後、白河天皇(第72代天皇・在位:延久4年:1073年〜応徳3年:1087年)と後白河天皇(第77代天皇・在位:久寿2年1155年〜保元3年1158年)の勅願寺になるなど大きく繁栄しました。中世は長く駿河国を支配した今川家の庇護になっていましたが戦国時代の永禄年間(1558〜1570年)、今川家の没落に伴う武田家の侵攻の兵火により大きな被害を受け衰微しました。武田家が滅亡すると再興が図られ、為政者となった豊臣秀吉は寺領205石を寄進し、江戸時代にも歴代徳川将軍家より同石が安堵されています。格式も5万石と同等とされ、特に13代将軍徳川家定の頃には国家安寧の祈願所となり、その際、将軍家に献上された「厄除だんご」を家定自ら「串だんご」と命名したと伝えられています。最盛期には60余の子院、江戸時代にも12坊を擁する大寺院でしたが、明治時代の神仏分離令と、廃仏毀釈運動、寺領の強制変換などで荒廃し、唯一残された正法院が法灯を守り「法多山尊永寺」に寺号を改め現在に至っています。本尊の正観世音菩薩像は行基菩薩が彫刻したものと伝えられるもので特に厄除けにご利益があるとして「厄除観音」の別称があり信仰の対象となっています。遠州三山(法多山尊永寺・医王山油山寺萬松山可睡斎)。遠州の高野山。遠江三十三観音第五番札所。

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