屏風岩(裾野市)概要: 屏風岩は富士山(標高:3776m、日本最高峰、日本百名山、世界遺産)の火山活動による噴火で形成された自然景観の1つです。噴火で流れ出した溶岩は空気に触れ急速に冷やされ固形化すると体積が収縮する為、独特なひび割れが形成されます。特に屏風岩で見られる玄武岩は六角に近い形で割れる為、柱が何層も重なったような形状となり柱状節理と呼ばれています。
本来は地表には現れませんが佐野川(狩野川水系馬伏川支流の一級河川)が浸食を繰り返し長い年月をかけて高さ10数m、幅約50mの屏風状の景観を造り出しました。上流には600mに渡り渓谷美を見せる景ヶ島渓谷(裾野市指定名勝)があり合わせて貴重な存在とされます。屏風岩の柱状節理は直接観察できる貴重なものとして学問的にも価値が高く、平成3年(1991)に静岡県指定名勝に指定されています。
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-裾野市教育委員会
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