依京寺(裾野市)概要: 依京寺は裾野市指定名勝に指定されている景ヶ島渓谷に建てられています。案内板を抜粋すると「・・・(前略)この景ヶ島の中に、観世音を本尊にして、依京寺が建てられている。境内いたる所に、苔むした石仏や石塔が立ちならんでいて、往時の盛況を偲ぶことができる。依京寺は、役小角、行基、空海などにまつわる事跡を伝え、開基は空海といわれ、本尊観世音像も空海の作と伝えられている。また、西行手植の松といわれるものもあり「 ひさたへて我が後の世を問へよ松 あとしのぶべき人もなき身を 」という西行の歌が残されている。」とあります。
景ヶ島渓谷は奇岩怪石が多く、古くから自然崇拝的な信仰があったとしてもおかしくない景観で、宗教的な名称としては神楽岩や胎内くぐり、恵比寿岩、賽の河原、弘法大師手植の松、不動山、血の池などがあり要所には延命地蔵や閻魔像、六地蔵などが配され霊場のようになっています。依京寺本堂は木造平屋建て、宝形造、桟瓦葺き、桁行3間、梁間3間、正面1間向拝付き、四方浜縁、高欄付き、外壁は真壁造り板張り。
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