曽我寺(富士市)概要: 鷹岳山曽我寺は静岡県富士市久沢に境内を構えています。 案内板によると「 建久4年(1193)5月、曽我十郎祐成、五郎時致兄弟が父の仇、工藤祐経を巻狩の本陣、上井出(富士宮市)で討った史実にまつわる史跡は、曽我八幡宮、五郎首洗井戸、霊渡神社など、鷹岡地区に数ヵ所伝えられている。十郎は討入の夜斬殺され、五郎は捕えられこの鷹ヶ丘で首を討たれ、境内参道右側に兄弟を葬る墓と、堂内に木像、位牌が安置されている。 富士市教育委員会」とあります。曽我兄弟の仇討ちは日本三大仇討ちの1つとして数えられ、十郎の愛人だったとされる虎御前が口伝で語り継いだものが全国に広がり江戸時代に至っては「曽我物語」という歌舞伎にもなりさらに有名な事件となりました。
境内にある曽我寺のカシは樹高25m、目通り3.8m、シイは樹高20m、目通り4.2m共に昭和45年(1970)に富士市指定天然記念物に指定されています。本堂は木造平屋建て、入母屋、桟瓦葺き、平入、桁行4間、正面1間向拝付き。山号:鷹岳山。宗派:曹洞宗。本尊:薬師如来。
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-富士市教育委員会
・ 現地案内板-鷹岳山曽我兄弟奉賛会
|
|