神饌所(久能山東照宮)概要: 久能山東照宮神饌所は江戸時代初期の正保4年(1647)に建てられたもので、木造平屋建、入母屋、銅瓦葺、平入、桁行5間、梁間3間、外壁は真壁造、横板張、縦押縁押え。神饌所とは神棚に供える供物を調理し格納する施設で所謂「台所」としての機能を有しています。内部はそれらが行える2部屋が配され本殿と拝殿を繋ぐ石の間に渡廊によって接続されています機能的な建物の為、華美な装飾な少ないものの、外壁は朱色で塗られ、要所では金を使用し銅瓦で屋根を葺くなどしています。神饌所は久能山東照宮を構成する重要な要素で「歴史的価値の高いもの」との指定基準を満たしている事から平成22年(2010)に国指定重要文化財に追加指定されています。
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