八幡宮(下田市)概要: 八幡宮は静岡県下田市吉佐美に鎮座している神社です。本殿覆屋には八幡宮本殿と若宮社殿、相殿(小祠)として三嶋神社が収まっています。八幡宮の創建は不詳ですが延長5年(927)に編纂された延喜式神名帳に式内社として記載されている加彌命神社の論社とされます。若宮の創建も不詳ですが延長5年(927)に編纂された延喜式神名帳に式内社として記載されている多祁美加々命神社の論社とされます。
三嶋神社の創建も不詳ですが延長5年(927)に編纂された延喜式神名帳に式内社として記載されている竹麻神社三座の中の一座の論社とされ、当初は字深田に鎮座していましたが明治11年(1878)に八幡宮の相殿。明治時代初頭に発令された神仏分離令を経て村社に列しています。
本殿右側にあるイスノキは推定樹齢300年以上、樹高15m、幹周3.90m、温暖地方に見られる樹木の為、下田が北限に近く全国的に見ても最大級の巨木として貴重な事から昭和16年(1941)に国指定天然記念物に指定されています。拝殿は木造平屋建て、寄棟、桟瓦葺き、平入、桁行5間、外壁は真壁造板張り。祭神(八幡宮):誉田別命。相殿(三嶋神社):阿波当ス。
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