工藤裕経の墓(富士宮市)概要: 工藤裕経の墓は白糸の滝付近(静岡県富士宮市上井出)にあります。 案内板によると「 建久4年(1193)5月28日、しのつく雨の夜、工藤祐経は、曽我兄弟の仇討ちにより、陣屋で殺害されました。富士の巻狩りの夜に起きたこの事件は、当時大騒動になりました。曽我兄弟の兄十郎は、仁田四郎によって斬殺され、弟五郎は、捕らわれ翌日処刑されました。この墓は、曽我兄弟によって討たれた工藤祐経が、この地に埋められたと伝えられることから、長い間ひっそりと守られてきました。この西方にある「曽我の隠れ岩」とともに、この地が、武士道を象徴する三大仇討ちの1つの舞台となった歴史をしのばせてくれます。なお、この東南約1kmのところ、上井出字上原には、源頼朝の命によって兄弟の霊をなぐさめるために建てられた曽我八幡宮があります。 富士宮市」とあります。工藤裕経の墓は切妻、銅板葺き、平入の朱色の小堂の中に納められ、境内に鳥居がある事から神格化して祭られていると思われます。
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