椿姫観音(浜松市)概要: 椿姫観音は静岡県浜松市中区元浜町に境内を構えています。椿姫観音に祀られているお田鶴の方は曳馬城主飯尾乗竜の奥方だった人物で、乗竜が主家である今川氏真の策略で忙殺させられると幼少である義広の後ろ盾になり城を預かりました。曳馬城の混乱に乗じ徳川家康が侵攻、お田鶴の方は家臣200余名を率いて壮絶な攻防戦が繰り広げられました。お田鶴の方も自ら薙刀を取り侍女18名と共に戦いましたが悉く討死し曳馬城は落城となりました。家康は祠を建立しお田鶴の方と侍女18人の亡骸を手厚く葬ると築山御前も百余株の椿を植えたと伝えられています。その後も椿姫塚と称して住民達が供養を続け、戦災で御堂が焼失後も再建され現在も信仰されています。
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板(由来記)-椿姫観音堂
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