牧之原市: 大鐘家住宅

  静岡県:歴史・観光・見所牧之原市:歴史・観光・見所>大鐘家住宅

概要・歴史・観光・見所
大鐘家住宅(牧之原市)概要: 大鐘家住宅は静岡県牧之原市片浜に位置しています。大鐘家はの祖は武家だった家柄で戦国時代には丸岡城(福井県坂井市)の城主柴田勝豊の城代家老として大きな影響力を持ちます。勝豊が長浜城(滋賀県長浜市)に移ると随行し柴田勝家と対立し、豊臣氏に下ります。慶長2年(1597)、遠州相良に土着し徳川家に従い江戸時代中期までは旗本として3千石を有していました。中期以後は帰農し大庄屋として地域振興に尽力しています。

現在の鐘家住宅主屋は18世紀前半に建てられたもので木造平屋建て、切妻、桟瓦葺、4面庇付、桁行19.2m、梁間12.9m、外壁は真壁造り白漆喰仕上げ、腰壁は下見板張り縦押縁押え、当地方の豪農建築として最古の建物で、古四間取形式としては静岡県最古とされています。長屋門は18世紀後半の天明元年(1781)に建てられた建物で、木造平屋建て、寄棟、茅葺、桁行11.8m、梁間4.3m、外壁は大壁造り白漆喰仕上げ、腰壁は下見板張り縦押縁押え、内部は向って左側が番人部屋、右側が前蔵となっていました。大鐘家住宅の主屋と長屋門は江戸時代中期に建てられた豪農建築の遺構として大変貴重な事から昭和47年(1972)に国指定重要文化財に指定されています。

長屋門を簡単に説明した動画

大鐘家住宅:写真

大鐘家住宅
[ 付近地図: 静岡県牧之原市 ]・[ 牧之原市:歴史・観光・見所 ]


※ 相談や質問は大変失礼ですが、メールのみとさせていただきます。 回答によって不都合や不利益をこうむっても当サイトは一切責任を負いません。又、回答を直接的(当サイトの名前を使って)に交渉や請求の手段とすることはご遠慮くださるようお願い申し上げます。 予告なしに追加、書き替えを行いますのでご了承ください。尚、「静岡県歴史観光案内所」は「静岡県の歴史」、「郷土資料辞典−静岡県」、「日本の城下町−東海」、「城郭と城下町−東海」、「東海道」、「パンフレット」、「案内板」、「関係HP」等を参考にさせていただいています。※プライバシーポリシーはこちらです。