最福寺(伊豆市)概要: 最福寺は静岡県伊豆市小下田に境内を構えている曹洞宗の寺院です。 最福寺の創建は不詳でが感應寺と称し真言宗の寺院として下村にありました。室町時代末期の天文年間(1532〜1555年)に曹洞宗に改宗され、元亀元年(1570)に現在地に境内を遷し、天正年間(1573〜1592年)に宗順和尚が寺号を最福寺に改称しています。安政4年(1857)の火災により多くの堂宇が焼失し明治16年(1883)に本堂が再建、天井には龍の鏝絵が施されています。 境内に建てられた私設の資料館には明治三舟(勝海舟、高橋泥舟、山岡鉄舟)の書、富永山城守の系図、第14世本因坊秀和の使用した基盤、長藤平や火振遺跡の発掘品、武田家家臣「土屋惣蔵」の子孫の関係資料、長口宮吉の資料などが展示されています。本堂は木造平屋建て、入母屋、桟瓦葺き、平入、桁行6間、外壁は真壁造白漆喰仕上げ、腰壁は下見板張り縦押縁押え。宗派:曹洞宗。本尊:観世音菩薩。
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