音無神社(伊東市)概要: 音無神社は静岡県伊東市音無町に鎮座している神社です。案内板によると「 曽我物語によれば、伊東の北の小御所に住んでいた若き日の頼朝は、伊東祐親の3の姫八重姫と結ばれて、2人の間に千鶴丸と名づけられた若殿が生まれました。2人が愛を語らった場所が、この音無の森だと伝えられています。頼朝は、この対岸にあるひぐらしの森で、出会いの時を待って日ぐらしの森で、出会いの時を待って日ぐらし過ごしたといわれます。今はその森に日暮八幡社があり、ひぐらし会館が建っています。両方の森を結ぶ岡橋(左手に見える)の手すりには、頼朝と八重姫の姿が描かれています。 伊東市教育委員会 」とあります。
音無神社の創建は不詳、祭神である豊玉姫は安産に御利益があると云われ、底の抜けた柄杓を奉納すると念願成就すると伝えられています。又、例祭である尻摘祭は暗黒の中で無言で御神酒を酌み廻し、廻す時にお尻を摘みという奇祭として知られています。
境内に立つタブの木(1−樹高12m、幹周4.1m・2−樹高14m、幹周3.5m)は暖地性の常緑高木である事から伊豆地方でこれほど大きく成長するのは珍しく学術的にも貴重な事から昭和43年(1968)に伊東市指定天然記念物に指定されています。
音無神社拝殿は木造平屋建て、切妻、銅板葺き、平入、桁行3間、張間3間、正面1間切妻向拝付き、外壁は真壁造り板張り。本殿は一間社神明造、銅板葺き。祭神:豊玉姫命。
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-伊東市教育委員会
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