日吉神社(島田市)概要: 千葉山日吉神社は静岡県島田市千葉に鎮座している寺院です。日吉神社の創建は智満寺の鎮守社として日吉大社(滋賀県大津市坂本)の分霊を勧請したのが始まりとされます。一般的に天台宗の本山である比叡山延暦寺の守護神は山王信仰の中心である日吉大社な事から、天台宗の鎮守社は「日吉」や「山王」を冠とする神社が多く、宗派が天台宗の智満寺もこれに習ったと思われます。創建年は不詳ですが、智満寺が宝亀2年(771)に開かれている事から相当な歴史があるのかも知れません。
日吉神社本殿は文化14年(1817)に再建されたもので三間社流造、板葺(鉄板覆い)、見世棚造、外壁は真壁造板張り。拝殿は木造平屋建て、切妻、鉄板葺き、平入、桁行5間、正面1間向拝付き、外壁は真壁造板張り。社宝の神鏡(30枚)は鎌倉時代から江戸時代に製作され「和鏡」と呼ばれるもので、直径7cm〜12cm、貴重な事から昭和45年(1970)に島田市指定文化財に指定されています。
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