一加番稲荷神社(静岡市)概要: 一加番稲荷神社は静岡県静岡市葵区鷹匠に鎮座している神社です。一加番稲荷神社の創建は寛永10年(1633)、初代一加番に就任した飯田城(長野県飯田市)の城主石脇安元が伏見稲荷大社(京都府京都市伏見区)の分霊を勧請し一加番の守護神としたのが始まりとされます。当初は紺屋町に一加番屋敷がありその敷地内に鎮座していましたが、慶安4年(1651)の由比正雪の乱を機に一加番屋敷がが横内御門前に移され稲荷神社も遷座しました。以来、歴代加番が崇敬庇護し鳥居や燈籠を寄進し、明治4年(1871)に廃藩置県が行われると庇護者を失いますが、以後は町内の氏神として存続が認められました。
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