静岡県庁舎本館(静岡市)概要: 静岡県庁舎本館(静岡市葵区追手町)は昭和12年(1937)に建てられたもので、設計競技で当選した泰井武の原案を元に中村與資平が実施設計を行っています。建物は鉄筋コンクリート4階建(一部5階建)、5階部とパラペット部が瓦葺、建築面積3994u、開口部は縦長の上げ下げ窓、軍部が台頭し日本独自の意匠が好まれた時代背景から帝冠様式を採用しています。静岡県庁舎本館は昭和初期に建てられた近代庁舎建築の遺構として貴重な存在で「造形の規範となっているもの」との登録基準を満たしている事から平成13年(2001)に国登録有形文化財に登録されています。又、景観的に優れている事から平成23年(2011)に静岡市の景観重要建造物(第6号)に指定されています。
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