松崎町(歴史)概要: 松崎町は古くは朝鮮半島の渡来人の一族である猪名部氏が土着したと推定される地域で、伊那下神社、伊那上神社は、猪名部氏が勧請したものと云われています。中世に入ると雲見高橋氏が支配し、南北朝時代には当地方の有力国人領主として確立しています。雲見高橋氏は戦国時代に入ると、当初、今川家に属していましたが、北条早雲の台頭により北条氏に属するようになり、掘越公方の嫡子足利茶々丸を擁した狩野氏の鎮圧にも随行しています。天正18年(1590)の小田原の役では北条氏下の下田城に入城し50日間の籠城の末豊臣勢に敗退しています。江戸時代に入ると天領となり三島代官の支配下となります。
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